今年の梅雨はなんだか変な感じですね
って毎年言っている気もしますが、雨が降りそうで降らない、降ってもざあ~っと降って止んでしまう
降れば降ったらで文句を言うのに、降らなければなんだかさみしくて
ちなみに上田という場所は全国的にも雨が少ない地域なんですよ。そんな雨の少ない地域に昔から伝わる、毎年7月に行われる「岳の幟」をご紹介したいと思います。
岳の幟とは500年余りの歴史がある、雨乞い祭なんです。
室町時代の大干ばつの時に、村人が夫神岳の山の神に雨乞いをしたら雨が降ったので、各家で織った布を奉納するようになったのが始まりと言われ、以来500年も続いています。
青竹に色とりどりの反物をくくりつけた幟の行列が練り歩き、笛や太鼓に合わせてささら踊りや三頭獅子舞も奉納されます。
国の選択無形民俗文化財に指定された珍しいお祭りで、長野県冬季オリンピックの閉会式でも日本の奇祭ということで参加しているんですよ
別所温泉のマンホールの蓋にもデザインされているんです。
気付いた方はかなりの別所温泉通
早朝6時、別所温泉の裏にある夫神岳の頂上で雨乞いのお祈りをします。
そして用意した大量の幟を皆で持って山を下ります。
枝に引っかかりながら大変なんですが、なんとも面白い光景ですよね~
後ろの山が夫神岳です、やっと降りてこられたところですね
別所温泉内も練り歩きますが、これだけ揃うと華やかですね
地元の方や岳の会 おの皆さんが中心になり、今年は当館のある大湯地区の住民が夫神岳に登る当番なんです(別所の4地区が順番に登るんです)
私も登る予定です、お客様など参加されたい方は一緒に山に登って幟を持っても大丈夫のようです。
一緒に参加したい!という方はご連絡ください
でも大湯を出発するのが朝の3時ですけどね
2013年岳の幟は7/14(日)に行われます
下記時間に幟行列、ささら踊り、獅子舞が行われます(時間は目安です)
6:00 夫神岳での神事
8:00 夫神岳下山し幟行列出発
8:10 上手地区
9:00 石湯前
10:00 大湯前
11:15 あいそめの湯
12:20 別所神社
是非日本でも珍しいこのお祭りを見にいらしてくださいね~