別所温泉から車で10分ほどのところに、無言館という美術館があります。
こんな田舎の美術館に全国からたくさんの方が訪れています。
それは戦争で命を落とした画学生たちの絵画などの作品や、戦地から家族に宛てた手紙などが展示されている美術館だからです。
美術評論家の窪島誠一郎さんが開設したここ長野県上田市の「無言館」は、
第2次世界大戦で亡くなった美術学校の学生や卒業生の作品や遺品などおよそ700点を収蔵しています。
そして一昨年の24時間テレビでは、窪島誠一郎さんが無言館を造るまでのお話しをドラマ化されましたね。
そんな無言館ですが、昨日14日に、共同館主に文筆家の内田也哉子さんが就任したという大きなニュースが!
無言館の存在をさらに広く知ってもらおうと、文筆家の内田也哉子さんが新たに共同館主に就任し、14日、窪島さんとともに都内で記者会見を開いたようです。
その中で内田さんは「戦争を知らない世代から影響を受けた人たちまで平和を語る機会を作っていきたい」と抱負を述べられたそうです。
以下記者会見の内容から抜粋
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内田さんは母親で2018年に亡くなった俳優の樹木希林さんとともに、親子2代にわたって無言館や窪島さんと交流を続けてきたといい、「戦争を知らない者として、また戦争が絶えない世界を生きる1人として、無言館というけうな美術館の存在を精いっぱいお伝えできたらと思う」と抱負を述べました。
そのうえで「絵の前に立つと戦争に行くまで画学生たちが送っていたきらきらとした日常が伝わる。アートを通して戦争を知らない世代から影響を受けた人たちまで一緒に平和を語る機会を作っていきたい」と話していました。
内田さんは今後、遺族の集いに出席したり、若い世代を対象にした講演会を開いたりしていくということです。